マスターの独り言【投稿】サンライズ音楽広場報告

昭和100年と青春歌声しゃぼん玉

富国強兵を成遂げ世界列強の仲間入りを果たした明治時代、日本独自の文化を築いた大正時代、その勢いのまま華やかに昭和時代が始まりました。ところが、日本国民は大東亜共栄圏を掲げ、勝利の見込みのない米英に戦いを挑みました。結果、多くの人が苦難を強いられ、多くの命が失われました。戦前世代はここから奇跡の復興を果たしました、昭和40年代前半に世界第2位の経済国家になったのです。そして戦後世代はこの高度成長時代と共に育ちました。

 

昭和40第後半 戦後25年続けてきた高度成長がストップし未曾有の不景気に落ち込みました。  しかし日本は産業構造を 重厚長大から小さくても高性能という、電子立国として見事復活を果たし、ジャパンアズナンバーワンと言われるようになりました。一方アニマル日本とも言われました 戦前世代の範だった質素倹約という価値観が大量消費時代で育った戦後世代には馴染みませんでした。経済的には豊かだけど、それに見合う精神的な価値観を見出せませんでした。積み木くずし、学級崩壊・・などが社会問題となりました。

 

東西冷戦、バブル経済終結しグローバル化が求められた時代、舵取りを担った戦後世代は、機敏に対応出来ず液晶、家電、半導体は韓国・中国に世界シェアを奪われました。グローバル化に乗り遅れガラパゴス日本と言われました。新たな発展のための人材投資、新技術開発投資が求められましたが、新時代を担う若い世代や技術開発に資金は廻らず、膨大な資金が企業や家計に内部留保され滞留しつづけてきたのが現状だと言われています。

 

昭和100年を期に立ち止まって振り返りことが私たちに求められていると思います。世界の列強から敗戦国に向かった20年、それから25年高度成長を続け世界第2位に輝いた日本。30年間成長をしなかった平成時代。しかし経済成長しなかった半面、若い世代の働きで文化的には世界で認めらるようになりました。これからの日本を担うのは戦争も、敗戦も、高度成長も、バブル経済も知らない世代です。彼らが二度と、苦難を強いられたり、失われた時代に陥ることにならないことがないよう、昭和・平成・令和を生きてきた我われ世代の経験を継いでいくことが求められていると思います。青春しゃぼん玉は時代を生きた人々の思いを、歌い継いで行きたいと思っています。

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