◆唱歌・抒情歌

うれしい雛祭り~昭11♪

昭和10年、サトウハチローが娘に雛人形を買ってやった時にに作詞したと言われています。 それに河村が曲をつけ、昭和11年にレコードが発売されました。

楽しい行事を歌った曲で、題名にも「うれしい」とあるにもかかわらず、寂しげな調子の歌です。でも、日本情緒がよく表現されています。「お嫁にいらした 姉様に よく似た官女の 白い顔」~サトーハチローの姉は嫁ぎ先が決まった矢先に18歳で結核で亡くなった姉への想いが伝わってきます。

サトウハチローが作詞した楽曲の中では最もよく歌われ、日本では広く知られた曲となっている。でも、歌詞には雛人形を歌った内容としては不正確な描写が含まれており、作詞したサトウハチローはこうした誤りを気にし、晩年までこの曲を嫌っていました。   *男雛と女雛(一対で内裏雛)を「お内裏様とお雛様」と呼ぶのはこの歌から広まった誤用で、また右大臣を「赤い顔」としているのも誤りである(実際は左大臣)

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