2月 2021

幼いハンスちゃん(てふてふ)

愛情込めて育てた我が子「ハンスちゃん」、
ある日母に言いました。
「僕は世界をめぐる旅に出ます」。
母は悲しくて言葉がでませんでした。
でも目は「元気で帰っておいでと」訴えていました。 長い年月が経ちました.・・
ある日、村にひげ面の大男が訪れました
村人は怖がりました.
でも母は一目でハンスと分かりました♪ 長野県出身の伊沢修二は、ジョン万次郎に英語は習い、苦学して
文部省官僚になり、音楽の近代化のため唱歌集の編纂にとりくみました。
でも当時に西洋音階の作曲家がいなかったため野村秋足(あきあし)らに採譜
を命じました。
野村秋足は欧州で人気だった「幼いハンス」に歌詞を付けました。
47(よな)抜き音楽に混じり、この曲は唱歌集に載りました。
日本の西洋音階の曲は、唱歌集の為のこの翻訳唱歌から始まりました。
何という曲か分かりますか?

カチューシャの唄

「カチューシャの唄」
作詞は島村抱月、芸術座を旗揚げし公演は大成功でした。劇中歌「カチューシャの唄」は大ヒットし日本初の流行歌となりました。松井須磨子は日本初の歌う女優となりました。 
監督と女優が仲良くなるのは現代でもよくありますが、二人はそうなりました。
1918年、世間の冷たい視線の中、抱月がスペイン風邪で亡くなると、2ヶ月後須磨子は首をつって自殺しました。世は自由闊達な議論、ロマン溢れる感情表現が囃された「毀滅の刃」「おちょやん」の時代,大正ロマン時代の出来事です。音楽広場の定番として二人の想いと共に歌い継いで行きます♪

「サンライズ音楽広場」は南草津駅から徒歩6分ですお気軽にお問合せください