兵役に服してた際にJames Edward DavisBillie Holiday送ったファンレターが元になった曲らしいです。

なんだろう、とても悲しい気分がする
何かやらなきゃ、とそわそわし始める
淋しいわよ、キスしたことないなんて
私を愛してくれる人はどこにいるの?

夜は寒く、私はまったくの独りぼっち
「貴方は私のもの」って言ってみたい
空に月はあっても、愛する人はいない
私を愛してくれる人はどこにいるの?

恋のときめきは天国にいる夢のようだ
みんな、そんなふうに言っているのよ
だから、お祈りしながらお布団に入る
「貴方が私を愛してくれますように」
相手もいないのにホント、バカみたい

いつの日かその人が現れ私の涙を拭き
耳元に優しい言葉を囁いてくれるはず
きっと抱きしめ口づけしてくれるはず
その人は一体いま、どこにいるのよ?

知らんがな。妄想たくましいお嬢さんの、恋に恋する歌。空を見上げても、空にあるのはお月さまだけ。そりゃあそうでしょう。「恋人」は空から落ちてくるものではありません。地面を歩いてるものだから、ちゃんと地上に目を向けなきゃ。
ビリー・ホリディのヒット曲。話は一通のファンレターから始まる。ビリー宛に、陸軍に入隊したばかりの若い兵士ジミー・デイヴィスから手紙が届き、そこにこの詩が書かれていた。ビリーはいたく気に入り曲を整え、レコードにしようとしたが時は戦時中。どこもレコード化を引き受けてくれない。やっと1944年にデッカからゴーサインが出てレコードが完成したときには、ジミー・デイヴィスはすでにヨーロッパ戦線で戦死していたと言う。そんな悲しい歌。 引用~W&R : Jazzと読書の日々

美しい旋律なのに暗い雰囲気、ちょっと古いバーでLPで聞くのにピッタリの曲です。

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